まちや倶楽部は,滋賀県近江八幡市旧市街に残存する町家建築をはじめとした,歴史ある建物の維持保全・再活用を通じて,地域の賑わい創出をはかることを目的として活動させていただいています.

2012年6月に,当時の市役所担当者,商店街役員,近隣のNPO団体,まちづくりや,文化や観光に関する政策を研究する大学や,そして市内の各種事業者等とともに,酒蔵跡建物の一斉清掃と,再活用に向けての意見交換・交流会を実施したことをきっかけに,活動を開始させていただきました.

同志社大学井口ゼミの皆さんや,彦根市にあるJCMUに留学中のアメリカの大学生,そして安土からは安土夢さんなど.

地域の祭りや商店街の売り出し等のイベント,近江八幡市の旧市街地でフィールドワークを行う大学生の活動の拠点などに酒蔵跡建物を積極的に提供する等の活動を行わせていただいてきました.





地元の農家の手作り製品の販売場所,滋賀県近江八幡市旧市街において調査研究を行っている大学生のフィールドワークといった取り組み等,地元の行政,大学,農業者等との連携・協働といったソフト事業について,2013年度,2014年度の2年間にわたり,滋賀県「滋賀県にぎわいのまちづくり総合支援事業費補助金 連携・協働促進事業」に採択いただきました.

2016年に,町家等の建物の再活用を通じて,地域に新しい人の流れを創出することを目的に,酒蔵跡建物を本格的なリノベーション工事を実施し,宿泊施設「MACHIYA INN(マチヤイン)」,コワーキングスペース「 co-ba OMIHACHIMAN(コーバ オウミハチマン)」をオープンさせていただきました.




旧酒蔵跡建物では,宿泊施設のほか,建物の改修を少しずつ行い,物販店舗などの誘致も積極的に進めさせていただいています.

- 手芸と雑貨とヴィンテージ idea note(イデアノート)
- 帆布と革のお店 cogocoro(コゴコロ)
- Three cafe / Des le debut (スリーカフェ・デルデビュ)
- NOBLE nail salon(ノーブル)
旧酒蔵跡建物では,敷地内の蔵を修繕し,イベント等でご利用いただけるスペースとしても提供させていただいています.これまで現代アートの展示会「びわこビエンナーレ」など,芸術作品の展示会や,和太鼓のコンサート会場や,マルシェ「RAKUICHI(ラクイチ)」の会場などとしても活用していただいています.

店舗や事務所の入居に合わせて,多目的トイレを備えたトイレの整備や照明の整備など,店舗やイベントスペースとして再活用するための環境整備についても少しずつ行わせていただいています.
また,2018年から2019年にかけて,酒蔵跡建物にほど近い築約100年の町家建築・旧土田邸の再活用にも取り組ませていただいております.旧土田邸は,MACHIYA INN(マチヤイン)の別館として宿泊施設の客室2室を備えるとともに,カフェと飲食店からなる複合施設「KOLMIO(コルミオ)」として再活用をさせていただいています.

現在も商店街をはじめとした地域の行事や大学生の活動等に旧酒蔵跡建物を積極的に提供させていただくとともに,旧酒蔵跡建物をはじめとした町家等の改修と店舗の誘致等を進め,町家建築等の維持保全,活用を通じた地域の賑わい創出をはかるべく活動させていただいています.